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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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野球は嫌いな方ではないが、テレビで野球が延長になれば怒っていた口である。しかし、ファイターズファンになった今、最後まで放映されなことに不条理感を覚える今日この頃である。

 ただ、にわかファンであることに変わりなく、それでも、札幌ドームへは年に数回(も?)行くのだ。優勝マジックが付いた翌日、嫁と一緒に今年2回目の応援へと出かけた。

 今回は、マイミクN女史がすでに中部某方面より札幌入りしているという情報を極秘入手したため、観戦中のランデブーを試みることにする。

 なんといっても、彼女のファイターズファンは筋金入りであり、東に試合と聞けばすぐさま応援団長となり、南にキャンプと聞けばオープン戦のチケットを買い占め、西にイベントがあればファイターズガールとなって踊り、北で4連戦と聞けばホテルのクーポンのことなど忘れて一目散に駆け付けるという凄さなのだ。このフットワークは世界で5本の指に入るはずである。

 試合中、連絡が付き、恐れ多くも来ていただけるとのこと。場所も服装もお教えしたので多分大丈夫だろう。
 というのも、札幌ドームに応援に来ている人でレプリカユニフォームを着ていない人のほうが珍しく、にわかファンであるボクにはレプリカユニフォームにまで手が出ないため、応援はいつも普段着である。

 とりあえず連絡が付いたので一安心し、しばし観戦するが今日は先発八木投手、なんかいやな予感がする。というのも、ボクの札幌ドーム観戦勝率0割。つまり、生のヒーローインタビューを見たことがない。しかも、八木投手は1軍復帰後も不調である。

 6回の表に「初めまして」と目の前にN女史が現れた。会うとわかっていても、やはりその場はついつい緊張する。0.5秒で我に返り挨拶を返す。しかしながら緊張のまま、交わした言葉は多分10語程度のはずだ。我ながら情けないとも思うが、mixiの日記で、ご飯で最初に箸を付けるおかずから、鼻をホジホジするときの指まで知り尽くした旧知の仲である。10語もあれば十分事足りるのだ。

 しかし、N女史はお忙しい身であり、試合中にあと50人は会うはずなので、残念だが、10分程度でお別れした。

 結局、打ち込まれ負けてしまい、今日も生ヒーローインタビューは見ることができなかった。

 帰り道、嫁がボソッと言った。

「やっぱり応援に行かない方がよかったよねぇ」

そうか、オレたちが疫病神だったのか。だが、嫁神は続けてこう言い放った。

「彼女(N女史のこと)、ユニフォーム着ていなかったよね。つまり、筋金入りのファンはユニフォーム着ていなくて、にわかファンが着ているんじゃない?。ってことは、つまり、私たち筋金入りのファンってことだよね」

だと。あ~、お前が一番疫病神かも。


N女史へ。
ナーんていう僕らでしたが、これに懲りずにまた北海道へ来てください。
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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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