キャリアアップ 忍者ブログ
世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

オホーツクサイクリングが終わりすでに2週間、もちろん毎週自転車にまたがっているかと思えばさにあらず。この週末は久しぶりの釣りと決め込む。

 この時期はハゼがよく釣れるので、「今日の晩ご飯はハゼの天ぷらだから油を温めて待っているように」と嫁に言いつけ小樽に向かう。

 海釣りに出るのは去年の秋以来だが、久しぶりと言いながら実は先週も出かけており、小樽潮まつりの通行規制でいつもの埠頭に入ることができず、したがって今週は2週間分の晩ご飯を釣らねばならぬ。

 ところが、簡単に釣れるはずのハゼが全く釣れない。おかしいと思いながらもう一本ロッドをセットし少し遠くへ投げてみたがまったくダメだ。周りに人がいないところをみると釣れないのかと思い場所を変えてみた。

 だが、やはり全くダメだ。右側10m向こうの家族連れはポツポツ釣れており、しばらくして左5m向こうに入った若いカップルも途端にオネーチャンのほうにハゼが釣れた。時々「釣れた釣れた」と黄色い歓声が上がる。

 さらに30分粘り、餌がデカ過ぎたことにようやく気づいた。釣りはじめからすでに2時間以上とは気がつくのがあまりに遅すぎだ。

 餌を小さくしたら程なく釣れたが帰る時間となりジ・エンド。十数センチのハゼ天1匹を家族で奪い合ってもボクの口に入るのはせいぜい尾鰭ぐらいなので、今日のところは海にお帰りいただくことにした。

 もともと、釣りの神様には相手にされていなくても、ハゼぐらいはなんとか釣れたのだが、今回基本中の基本を忘れたというのはきっとサイクリングの女神の怒りに違いない。完走した感謝も忘れ、もう2週間もチャリに乗っていないのだ。

 これは、もうサイクリングの女神への忠誠を試されているわけで、これ以上サボると次に乗ったときはたちまち事故か心臓破裂で命の保証は無いはずだ。

 まぁドーセ、夏枯れで釣れないし...いやいや、そーではなく釣りなど封印しサイクリングに全霊を傾けねばならぬのだ。
 ところが、嫁からは「札ドでオリックス戦ないの?」だの「清原見たい」だの無情な要求。だが、これを無視すれば飯抜きという直接的な命の危険にさらされるわけで、やはり、ここは嫁の言うことを聞いていた方が生き延びる確率は多少高いはずである。

 でも、よーく考えるとチャリと釣りは密接な関係があり(世界的にS社は自転車パーツも釣り道具も有名なのだ)、結局、サイクリングの女神は関係なくて、ただの物忘れ...いやいや、これはやはり試されているわけで、女神に逆らうとコワいのだぞ。
PR
 「お盆の海に行ってはいけないという迷信」などと新聞の記事にあったが、いやいや夏の海は危険だ。数年前、釣り中に岸壁から転落したが、九死に一生を得たのはお盆前だったからで、これがもしお盆だったら確実にウミボウズに足を引っ張られていたはずである。

 なので、お盆の休みは釣りへ行かず、お盆が終わった次の日曜日、早速釣りへ。

 ここは、砂浜から防波堤とテトラポットが沖まで続く場所であり、砂浜ではまだたくさんの人がキャンプしている。
 それを横目に防波堤を沖へ歩いてゆくと、向こうから人がやってくるのが見える。人が来るのは別に怪しくないのだがどうもいつもと違う。なにせ、こんなところにいるのは釣りのオヤジか連れの子供と相場は決まっている。だんだん近づいてくるとそれはBIKINIのオネーちゃんだった。なぜだー?!どうも、気まずいような気がして伏し目がちにすれ違ったが、ついつい胸の谷間に目が...いやいや、釣りの時は硬派なのだ。そんなことは気にせずどんどん歩く。
 やがて到着。投げ釣りをしようと思ったが、ジェットスキーが多いので今回はテトラポットの穴釣りと決め込む。

 釣りをしていた若者がいたので、しばし見学。すると、その姉らしき人がやってきた。ドヒャー、今度はデニムのミニスカだ。これはイカンとそそくさと立ち去る。何せ、以前ここでも足を滑らせ海に落ちかけたことがあり、釣り以外のことを考えるのは危険だ。それに釣りの時は硬派なのだ。

 気を取り直して場所を決め釣りを開始する。ふと顔を上げるとさっきのミニスカが真っ正面。これはまずいと思い場所移動。

 お盆は終わったがまだ地獄の蓋は閉まりきっていないようだ。あまりの邪念で結局ちびソイ3匹。

夏の海はやっぱりアブナイ...
釣りに出かけたのは久しぶりだが午後3時出発だと小樽は少々辛い。なので今日のところは近場の石狩湾新港で、移動時間込み3時間弱のお手軽コンビニフィッシングである。

 実は、去年まではほとんど夜の釣りだったが、今年はいまのところ8割方がお天道様の下での釣りであり、つまり、今年はあまり悪いことをしていないと言うことだ?!。

 石狩湾新港に着くと風が強く少々肌寒い。いつもは混み合っている釣り場もこのコンディションのせいか比較的空いている。
 適当な場所に釣り場所を決め、さっそくキャスト。追い風なのでヘタクソでもどんどん遠くへ飛ぶ。

 しばらくすると竿がピクピク。リールを巻き上げるも抵抗がない。案の定、ヒトデだ。忙しいときは必要だが(人手違い)釣りの時ぐらいは一人で結構と、お帰りいただいた。

 またまたしばらくすると竿がピクピク。今度は大物か?確かに大物、地球が掛かった。地球は良く掛かるがいまだに釣り上げたことはない。今回はグッと引っ張ったらうまく抜けた。だが、またも抵抗がない。ドーセ星形だとあきらめて上げてみたら今度はナマコだ。

 実はナマコを釣り上げたのはこの石狩湾新港では2回目である。
 北海道産ナマコは今や高級食材であり、一匹で家が建つはずだ(嘘)。「んー今日はナマコ酢で一杯」などと妄想したが、実は北海道では遊漁者が取ってはいけない生物である。手が後ろに回る前にお帰りいただいた。

 結局魚は釣れず仕舞い。だが、今はシャコ釣りの季節であり、どうせ周りも魚など釣っていない。それに、今日の晩ご飯は焼肉なので魚の出る幕などこれっぽっちもないのだ。
港町小樽の夜の煌きが恋しい季節。いや、歓楽街ではない。港の夜釣りである。

 いつもの南防波堤を10分ほどかけて先端近くまで歩く。そこはもう海の真ん中だ。対岸ではショッピングセンターの観覧車がゆるゆると回っている。

 そこから、おもむろに内海側へ向かって竿を振る。獲物はもちろん観覧車、ではなく、ガヤ(エゾメバル)・クロソイ・マゾイ・ハチガラ(ムラソイ)などのいわゆる「根魚」だ。
 皆、外海へ投げるが、実は内海側にも獲物がたくさんいるということを常連のオジサンから仕入れていたのだ。

 2時間ほどもやればちょうど夜9時。ショッピングセンターの営業も終了し観覧車の電気も消える。それと同時に魚の当たりもピタッととまる。もうお休みの時間だ。こちらも眠くなる前にさっさと帰る。近いので10時前には我が家に到着だ。

 初めてこの場所で釣りをした夜、その日の光景のままの夢を見た。ライトアップされた建物、停泊中の船の灯り、観覧車の輝き。

 それ以来、大好きな場所である。なにせ、釣れなくても夜景だけで十分楽しめるのである。
釣りの楽しみに「食う」ということが不可欠だと信じて疑わないボクだが、実はここで困ることがある。

 海からの距離が近いため、うちに帰ってきても生きていることがあるのだ。
 慣れた釣り師ならその場で締める(コロす)。それが食うとき一番旨い。しかし、気の弱さから、どうしても気が引けてしまうため、時間の力を借りてうちに帰るまでの間に死んでいただくのが常である。

 しかし、魚によっては生命力の強さ。まな板の上でまだ生きている。ここは安楽死(と自分で勝手に思っている)しかない。即死させるには目の後ろあたりの神経を切るのだ。

 ここで最大の試練。食うためとはいえ、やはり生きているものの命を奪うと言うことは非常に辛い。とても魚の目を見ながら締めることなどできないから、魚を新聞紙で包み目のあたりめがけザクッとやる。魚の動きが止まる。汗がドット噴き出す。

 いつも嫁にバカにされるが、でも、実はこのとき自分がまだ正常な人間であると自覚する(バカ頭で自覚するので大概はうそっぽい)。他の命を奪い自らの命を長らえるということを再認識するのだ。もし、何のオソれもなしにできるようになったときはもはや人間にあらずと考えている。(そういう仕事をしている方々も何がしかの気持ちの動揺があることと信じたい)

 でも、残念ながら、そんな気持ちもどんどん遠のいてゆく。なぜなら、一向に釣れないからである。
プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

「電子式記録簿でんき風味」好評発売中(Amazon)
Google 検索

Web を検索 このサイトを検索
バーコード
電子式その1
忍者ブログ [PR]