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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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GWに入ったとたんにこの天候不順。桜が早く咲くぐらい暖かかったくせに、咲いたと思ったら寒い雨の日ばかりだ。

よって、ウォーキングに出る気にもならず、この連休は家でダラダラと過ごすことになる。

そうなると必然的に食ってばかりとなり、ある日体重計にのってみたらヤバいことになっていた。普段なら仕事で空腹をごまかせたが、休日家にいるということは菓子・惣菜その他食いものが自由に摂取でき、空腹になる時間などこれっぽっちもない。

それに、天気が悪けりゃ必然的に屋内に人出が集中するということで、もう家から1歩も出られないのである。

だが、連休最終日。天気予報はくもりで少しだけ気温が高くなる予報だ。期待して外に出てみると南風のくせに外出を躊躇するぐらい強風で寒い。

それでも大通公園の焼きとうきびが食いたくなり、チャリを漕ぎだすのである。「食料と健康」という大義名分だが、ただ遊びたいだけだ。

冬から準備していたチャリはブレーキまわりを交換したのでいくらでもスピードが出せる。出るかどうかは知らない。
我が家から大通公園西1丁目までは約10Km。時間にして1時間ぐらいだが今日はどうだろう。なにせ強烈な向かい風である。

耳に当たる冷たい風がボーボー言って頭痛がひどい。寒い時期はイヤーウォーマーが必要だったことをすっかり忘れていた。たった20分ほどで心が折れ、ファミマで飲み物を買って休憩する。

建物の陰は弱風で、10分ほど休んでいたらちょっとだけ元気がでた。チャリに跨り帰るかどうかちょっと迷っているうちに、チャリが勝手に大通方面に走り出した。しょうがない。チャリの行くままである。
しばらく行くと、通行規制である。今日はマラソンで通行規制がかかっていることはわかっていたが、こんなにいたるところ通行止めだとは思わなかった。車両は迂回必須だがこちらは自転車。たちまち「押しチャリ」で歩行者となり、沿道の若干の観戦者をよけながらジグザグ歩く。
通行規制の道を避ければ走れるが大通りに向かう道はほとんど制限され、さすがに街の中はほとんど車が走っていない。みんな、このあたりを避けているのだ。
北1条辺りまでくると完全通行止めで、やはり押しチャリで歩行者となるのである。
今はオリンピック準備中でとうきびワゴンは西1丁目のテレビ塔下だけだ。大通公園西2丁目からはマラソンスタッフがたくさんいるが、ここ西1丁目はほとんど人がいない。頭上のヘリがパタパタうるさいだけである。
早速焼きとうきびを買いベンチに座る。

ホントはここで喰いたいところなのだが、人がいないとは言えチョット遠慮して持ち帰って食うのである。なにせ、とうきびは糖質が高く、食う時の罪悪感も高い。だから運動後の糖質と言い訳するのだ。とうきびは見るだけでお茶で我慢する。
20分ほどベンチに座っていたが、一息ついたし飽きてきたので帰途につく。

30分ほど走り、北大の構内を抜けたところでようやく規制解除となったがそれでもまだ交通量は少なくしかも追い風はキョーレツだ。あっという間にうちに到着した。
背負っていた鞄からとうきびを出すとまだ暖かい。体温ウォーマーである。
久しぶりに噛り付いたとうきびは冷凍ものではあるが香ばしくて旨い。わざわざ行った甲斐があったというものである。
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ここは国道230号、交通量が半端ない。行楽とUターンのダブルトラフィックで車道を走るのは結構怖く、疲れている体に余計こたえる。歩行者のいない(というかこんなところ歩くわけもない)歩道をガタガタと走るのである。

 小金湯を過ぎ簾舞の手前でちょっとした上り坂だ。たいした坂でないのにもう足は動かない。藤野、石山辺りまで来ると、こんどは路線バスに閉口する。街中まで停留所で追い越したり追い越されたりの繰り返しだ。止まってやり過ごしても次から次へとやって来るのである。とにかく国道230号は走りにくくてしょうがないのだ。

 新川通までやってくれば道は広いし交通量も格段に減るのだが、街中から小樽方向に向かうのは毎度堪える。上り坂かはたまた向かい風か、走る気を削がれるのである。左手に夕日を見ながら、もう無理に漕ぐのはやめた。あとは数キロゆっくり流すだけだ。

 そして、夕日が沈む直前、約100キロ、7時間のチャリ旅がようやくここに完結した。
 あいかわらずのボロチャリそしてユニクロドライの上下で、今日1日良い思い出のプチ冒険だったのである。

おわり。



とにかく、無酸素運動にならないよう「100メートル走って3分休む走法」で進み、うちをスタートしてから3時間でようやく頂上に到着した。


 すぐそこに朝里トンネルが口を開けている。こっちは小樽、むこうは札幌だ。道路脇の除雪車転回場でチャリを止めて、空になったドリンクボトルに真水とドリンクパウダーを補給するだけでさっさと出発する。どうせこの先は漕がずに済むのだ。

 さぁ、いよいよトンネルを越えるのである。地図によると小樽側より札幌側の方が坂が緩やかで、定山渓までほぼ下りのはずだ。若干の不安のままトンネルに吸い込まれてゆく。

 トンネルを過ぎると天気がよくなり結構暑い。なだらかでスピードがでないから余計だ。さらに、あちこち工事中で片側交互通行になっていて、走りにくいったらありゃしない。ずっと歩道を走るはめになり、スピードはこれっぽっちも出せないのだ。





 途中、札幌国際スキー場、さっぽろ湖、定山渓ダムなど横目に通るのだが疲れでゆっくり見るヨユーなどなく、惰性で定山渓温泉街に転がり込んだ。



 足湯は国道230号との交差点の角だ。惰性のまま飛び込みたいところだがそうは行かぬ。まずは腹ごしらえだ。そばのコンビニでおにぎりと水を買い、足湯に戻る。
 ここの足湯は屋根があるだけの施設で誰でも無料で使える。国道のそばなので多少うるさいものの、温泉街の入り口にあり「温泉にキタゾー」って感じがするのである。

 おにぎりを腹に納め、落ち着いたところで足湯にはいる。「はぁ"ー」、疲れはいっぺんに吹き飛ぶ...わけないが、もう少し走れそうな感じがしてきた。それにあとはほとんど平地だ 。
 30分ほど休んでチャリにまたがり、「次は車で日帰り入浴ランチ付2500円」とつぶやきながら、出発する。あと2時間半もすれば日没だが、明るいうちにたどり着けるのだろうか。
このお盆休みはチョー奇跡的9連休が当たり、ダラダラ使うのはあまりにももったいないので、いくつかのミッションをボク自身に課すのである。まるで小学生の夏休みだが、それぐらいしないとボケ老人となってしまい、休み明けの社会復帰もままならぬ。
 もちろん、でんき式であればボケ老人上等、ダラダラやってもよいし、雑用に明け暮れてもよいのだ。時間がもったいないといっぱい詰め込んだってどうせできっこないのだ。
 さて、そのミッションのひとつがチャリである。ホントは旭川墓参チャリ旅でコンプリートのつもりでいた。なにせ、このお盆休みは天気が悪く、晴れたうちの1日は草刈り、もう半日が旭川墓参の旅だった。ようやく晴れの予報が出たのが土曜日だ。土日の休みが終わったら仕事再開であり、ここで体力を使ってしまうのはチョット気がかりだが、「夏の思い出」、愛車ロードマンでサイクリングに出るのである。

 目標は、長年実現していない(放置していた)「朝里峠越え定山渓足湯ツアー」だ。ようやく朝里峠の頂上まで上れるようになったけど、いつもはそこから折り返して帰っていた。そのまま帰ればあと35キロ、その先の定山渓まで下りるとなると、あと65キロは走らないとうちに帰れない。つまり、ぐるり回って100キロのコースなのである。

 正直なところ100キロ走るのは特別モードであり、フツーに走れる気がしない。練習は嫌いでも準備は必要なのだ。毎日チャリ通往復30分走っているが、そんなの練習になんかならぬ。

 それでもダメもとで走り出す。せっかくの夏休みの思い出「プチ冒険」だ。なーに、ヘタれたら帰ってもいいし、定山渓で一泊という手もある。明日は1日ヘタれた体を癒しても良いのだ。


 朝里峠手前の朝里ダム辺りまではもう何度も走っているので、走りのペースはなんとなくわかる。しかし朝里峠にはいるともうだめだ。あまりにキツくて、走っているのかフラフラしているだけなのかよくわからない。






 限界がたぶん8.6Km/hぐらいで、ここまでならなんとか脚は回る。しかし、これよりスピードが落ちる(つまり坂がきつくなる)と強く踏み込まなければ前に進まず、ひざとふくらはぎが痛む。もしスピードをあげようと立ち上がったりしようものなら、その場で心臓は爆発するに違いないのだ。坂はさらにきつくなり、今や歩く速度と変わらない。


その2につづく

 しかし、旭川駅の近辺まで来るとすっかり開け、ホテルが立ち並ぶ。昔の旭川駅近辺とはまるで違うのだ。ただ、人は歩いているのだが、どちらかというと観光客が多く見える。

 2時34分、ようやく旭川駅にゴール。往復3時間半のチャリ&墓参の一人旅は悪くないものである。
 帰りの高速バスは時間を決めていない。予約不要なだけに気軽だが、お盆時期は目的の便が満車で乗れない可能性はある。カミさんは勤務後に大通公園ビヤガーデンに行きたいと言っていたので、待ち合わせるとすれば7時ごろだ。とすると遅くとも4時ごろの便に乗れば間に合いそうだ。なーに、遅れたところでどうせ先にやっているのだ。そうなると、バスの時間まではまだ1時間以上あるので、遅い昼飯を食いに出るのである。
 今回行く場所はラーメンと決めている。ホントはいまさら旭川で特に食べたいものはなく、カミさんや子供を連れてくるときも食わせたいと思うものがなくて困るぐらいで、丸井や西武デパートの最上階がなんでもあってちょうどよいのである。(残念ながら、今や両方ともないのでイオンになってしまうのだった。)
 しかし、今回は久しぶりにラーメン、しかも子供の時から馴染みのラーメン屋に寄るのである。たぶん前回寄ったのはもう20年以上も前で、やっぱり墓参りの帰りにカミさんと子供を連れて寄ったのだ。こっちは食べ慣れた味だがカミさんには不評だったことを覚えている。以来、寄ったことがなかった。
 旭川駅を背に緑橋通りを歩く。目的の場所は2条だから10分もかからない。途中、有名ラーメン店があって外まで人が並んでいた。ここは札幌でも食べられるし、そもそも一人で並んで待つほどラーメンに執着はないのだ。さて、これから行くほうはどうだろうか。
 目的のラーメンは昔から魚介の香りが強く、好き嫌いが分かれるところだ。実際、カミさんとも好みが分かれる。ボクにとっては、子供の時からの景色・におい・思い出が強いラーメンだけに忘れられない食べ物であるのだ。
 店の前に着くと「仕込中」の看板が出ていた。再開は3時からだ。あと10分ほどだが待つのもちょっと煩わしい。ふと見ると、店の隣に待合室なるものがあってすでにたくさんの人が待っていた。「あぁ、すっかり有名店になってたのね」とボヤきながら店の前をあとにした。いくら食べたくても待つのは御免である。こうなると、旭川駅まで戻り、駅の中の食堂が良い。なにせ、帰りのバス停もすぐそばで、気兼ねない、混んでない、高くない、の3拍子だ。でも、すでに頭の中はラーメンモードなのでここは迷わずしょうゆラーメンをオーダーした。(正確には食券を買った、だ)
 出てくるラーメンは、ボクの中の標準ラーメンで、毎日食べたいぐらいのものである。毎日食べたいラーメンなどそう見つからないのだ。(幸運にも札幌で毎日食べられるラーメンを見つけて、実際しばらく毎日食べた。)

 今食べたラーメンで今日1日の旅になんとなく満足し、予定より早い3時20分の高速バスに乗りこんだ。帰り道、車窓に子供の頃遊んだスキー場が変わらず見えたが、知らない多くの建物と思い出のラーメンに振られた若干のショックで、旭川にはいよいよ自分の居場所がなくなるような気がしたのである。
おしまい。
プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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