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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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絶対捨てる。ぜーんぶ捨てる、今捨てるすぐ捨てるもう捨てる。

もう何年も読んでいない本だの、道具だの.....


 まず手始めに、聞かなくなったCDは知人へ、オープンリールデッキはビンテージオーディオ屋へドナドナ。

 古本は一部古紙回収に出したが、文庫本のたぐいはこれからだ。
 ガラクタは燃えないゴミへ。

 トーゼン、LPレコードも処分から免れまい。


 それもこれも「貧乏性」ということに他ならないが、いわゆる「お宝」になることを期待していないといえば嘘になる。だが、しまい込んで使えないモノなど所詮お宝にはならぬのだ。

 まぁ、過去にこだわり未来に期待しすぎたという顛末である。


 そんなバックトゥザフューチャー的ゴミ屋敷生活に見切りをつけ、スッキリサッパリ五分刈り現実生活に戻ることに決めたのだ。

 だが、まだ手強い相手が残っている。

宇宙戦艦ヤマトの映画ポスター、それにアイドルカレンダー...

 しかも両方とももう30年前の物だぞ!いわゆるビンテージ......いやいや、これはタダの古紙なのだ。色がチョットついただけのどってことない古びた紙なのだ。ちゃんと燃えるゴミに捨てるのだ...
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「のだめ」好きは相変わらずだが、その影響で普段の音楽はすっかりクラシック一色である。天気の悪い休日はサイクリングも一休みで、音楽を聴きながらの雑用三昧となる。


 こう見えても実はクラシック好きであり、ドラマでかかっていた「エリーゼのために」を聞いて、天に拳を突き上げた、じゃなかった、レコードをせがんだのは確か幼稚園のころだったはずだ。

 その後はフツーに「ウルトラマン」「黒猫のタンゴ」など聴いて過ごしたが、中学にはいると友人の影響でクラシック、さらに「ピンクレディ」と続く。

 そして、ラジオでたまたま流れた「宇宙幻想」ですっかり「冨田勲」ファンとなり、後に小室哲哉となる。(いや、ならない。)
 たくさんのクラシック曲と巡り会えたのもトミタサウンドのおかげなのだ。

 だが20代に入ると「日野皓正」でジャズに魅了され、以来ついこの間までずっと邪頭だ。


 そして、(ウルルン風に)「のだめカンタービレ」に出会った~。


「一音一音、無意味な音なんてないんだぞ」

という千秋の言葉が電撃となって体中を走った。今までそんなこと考えたこともなかったのだ。

 早速、マッチ棒と竹串と電気ドリルと耳かきと綿棒と掃除機で20年来たまっていた耳垢をすっかり掃除し、耳をすまして音楽を聴いてみると...

おぉ、なんということだ。そこにあるすべての音は必然であり、なぜ、その音がなぜそこに存在するのか一瞬で理解できる。
こうなったら、今からベートーヴェンになって...

...気がついたら1日が終わっていた、というぐらいクラシックには妙な魔力がある。
「なんのために弾いてるんですかね」
これは、のだめがレッスン中に漏らした言葉だ。(のだめカンタービレ スペシャル第2夜(ドラマ))


 仕事は山を越えたものの、依然トーヒしっぱなしであり、「のだめ」のリピートは10回を超えている。
 モチベーションも体も完全にダウンしたためであり、つまり完全に寝込んでしまった。さすがにこれでは健全なる社会生活を送ることが出来ないため、壊れたトマホークのごとく地表を凸凹這いながら病院へ向かう。

 何度か診てもらい薬も変えてみたが一向によくならず、検査をしてもらったところ「逆流性食道炎」なるビョーキということが判明した。なにか燃えたぎる反逆者のような病名だが、実際はつつかれたダンゴムシのごとく体を丸めてふるえているだけという不様な状態である。

 まぁ、そんな中、冒頭の言葉がよぎったのだ。
 実は「何のために」というのは20代後半ごろから意識し始めたのだが、これはすでに決着がついている。「自分のために」だ。たとえプロメテウスのごとく断崖に貼り付けられ毎日ハラワタを食われようともこの思いは変わらないはずだ。

 自分の行いはぜーんぶ自分に返ってくると言うのは太古からの真理であり、良いことをすれば感謝され、自分のコントロールにドジれば食道炎にもなるということである。他人のために何かをすると言うことは、それが最後は自分の喜びになると言うことを潜在的にわかっているからなのだ。

 まぁ、チョットだけ病気にはなったが、別に仕事や仕事相手を恨むわけもなく、自分のドジさ加減も今に始まったことじゃないので反省もしない。ただ、...目の前に旨いモノがあっても全く食欲がわかないのが一番つらいだけだ。

 と思っていたら体重が1.5Kgほど減りラッキーと思ったのもつかの間、10日ほどで快方に向かい体重もリバウンド。自分の食欲が全部自分のゼー肉になることを思い知らされた。
ここ数年、この時期だけ忙しいと決まっているのだが、今年はそれにもましてメチャクチャである。

 疲れはピークをとっくに超えているが止めるわけにもゆかぬ。こういう場合は肉体的よりも精神的にキツイ。このままにしておくと「海を見たい」とか「飛びたい」などと口走るか、体を壊すかのどちらかであり、実際にそうなっている人はボクの周りに何人もいた。


 まぁ、こういう場合は経験的には現実逃避に頼るのがイチバンであり、方法として、
  ・駄洒落を飛ばし、他人を巻き込むことで辛さを忘れる
  ・ただ、ひたすらヘラヘラ笑いバカとなる
  ・毎日、大量のアルコールを摂取する
  ・クスリ
などが考えられるが、効果やリスクを考えるとどれも決定打とならないのだ。

 と思っていたら良いものを見つけた。「のだめカンタービレ」(ドラマ版)である。

 原作は少女コミックで、ストーリーは単純明快であり、争いもドロヌマもヨロメキもなく手放しで楽しめる久しぶりのドラマなのだ。

 放映はおととしだが、今年の正月の再放送&スペシャルはしっかり録画されており、すでにリピート回数は5回を超えている。

 全編「クラシック音楽」であり、「青春」であり、「Fall in love」であり、「ゴミ臭」く、「寝癖」であり、「変態」なのである。絶好の現実逃避ドラマではないか。

 それでも、通常、ドラマが終われば現実世界に引き戻されるはずだが、最近はドラマを見ずとも現実逃避が激しくなり、パソコンのキーボードは鍵盤に見え、叩く音はシューベルトのピアノソナタ第16番にしか聞こえなくなっている。
確か、ちょっと前まで釣りでBIKINIに会い、汗をかきかき自転車漕ぎ、声を枯らして野球観戦という生活だったはずが、いつの間にか今年ももうあと1ヶ月もない。ということで、仲間内のチョット早めの忘年会をやってきた。幹事は4人で持ち回り。今回はN氏が担当で、例年通り居酒屋とのことだ。


 狸小路近くの店の前には定刻を35.7秒オーバーし到着。寒さによる運動量低下は計算していたが凍結による路面スリップでのトルク伝達不足を計算していなかったためだ。すでに、他の3人は待っているはずであり、空腹による血糖値低下は思わぬ体調不良を起こしかねないのでそのまま店内に滑り込んだ。(なにせ仲間の平均年齢は48歳、だが、その年齢を押し下げているのは他ならぬ私だ)

 迎えた仲居に...絶句。すぐさま気を取り直し、予約名を正確に伝えボックスに案内される。通常、定刻に全員集まっていない場合はすぐさまその場で中止解散、もしくは遅れた者が全額を払う、というようなことがあって良いはずだが、今日の場合はなぜか、ミョーに皆ニコニコ顔だ。早速、幹事に論理的かつ合理的に20秒以内で説明するよう求めた。

 幹事の説明によるとこうだ。
「今日は3500円のコースに飲み放題をプラスした」「飲み放題には日本酒も有り」「メインは鍋」
など。いや、肝心なことが説明されていない。
「めいど」。えっ、「冥土」?死ぬには早すぎる。いや違った。「仲居さんは全員メイド」とのことだった。つまり、学術的正式名称は「メイド居酒屋」ということらしい。そういういかがわしいところは勿論好まない私ではあるが、やはり探求者である以上、こういう社会風俗への探求もまた私の使命なのだ。

 なにせ、店作り・料理・酒などは完璧なまでの和風であり、「ごく一般的しかしチョットおしゃれ」的酒場であるのだが、行き来する仲居さんは異国のメイドしかも猫耳付きである。まずここは酒場ではなくアキバであるという推論が自然発生的になんの脈絡もなく導き出された。

 さらに、その根拠を探るべくテーブルの上を調査すると注意書きがあった。ケータイで写真撮影はNGとか勿論お触りNGとか云々。だが、インスタントカメラによる有料写真撮影は可能らしい。

 次々と運ばれる料理を口にしながら、ドリンクメニューを開くと様々なアルコール度数0~30%程度を含む甘、辛の飲料が整然と記述されているのだが、その1番上に「お帰りなさい、ご主人様 ¥0」と書かれている。意味がわからない場合はやはり調査が基本であるから飲料とともにオーダーした。

 早速、オーダーした飲料がメイドにより運ばれてきたが、そのメイドは運び終えると満面の笑みで「お帰りなさい、ご主人様」と言うではないか。面白い。実に面白い。ついつい「ただいま」と言わせる誘導的催眠術的マーケッティングが存在するのだ。だが、残念なことに、件の彼女は「言うのが恥ずかしい」と本音を漏らした。やはりプロである以上「バイトであってもここは120%自身を持って言いなさい」と静かな口調だが威厳を持って諭してやった。

 さて、そんな調査時間もおわり、会計を済ませ外にでる。外はただ普通の街角であり、アキバの影など何処にも見あたらない。

 まぁ、とにかく、こういった場所は危険区域に指定されているはずで、沈着冷静・巧言令色・3時のおやつは文明堂じゃなかった、である私のような者でなければたちまちドロヌマであり、二度と抜け出すことはできぬ。

 今回は私も何とか脱出できたのだが、結論を出すには危険を冒してでも今一度の調査が必要だ。そう、肝心のメイドとの写真撮影がまだ...
プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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