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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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ニセコなど今や高級リゾートで、最近はとんと足が向かぬ。ところが、面白いモノがあると聞きつけ家族で行くことになった。

 世界的有名なHホテルで、畏れ多くて名前を口にすることもできぬ。
 着いてみると、案の定メルセデス・アウディ・レクサスなどの高級車がずらり並んでおり、貧乏性でさらに卑屈となる。


 敷地をしばらく歩いて行くと、あったあった、「Pureアクション」。風船お化けの群だ。
 こいつの上を安全ベルトなしで登ったり渡ったり飛んだりするわけで、そのまま落っこちてもケガ無しという代物である。

 どちらかというとチビッ子連れが多く、我々も子供連れだがチケットは「大人4名」という状況で全員少々引いてしまったのは事実だ。

 まずは練習台で、2mほどの高さから腕と足を前に投げ出してお尻から着地する。飛行機の脱出シーンと同じだ。
 チビッ子たちは次から次へ簡単に飛び降りてくるが、実際登ってみたら意外と高くておっかない。
 思い切って飛び降りるも手も足も満足に前に出ず無様な着地となる。それでも、一回飛び降りれば「恐怖心」とか「カッコワリー」とかもうドーデもよく、「カラダはオヤジ、頭脳は子供。迷探偵・運動コンナン」に変身する。


 実は一番気になっていたのがフリークライミングなのだが、実際、握力・腕力は思った以上に退化しており、ただ掴まるのが精一杯でたちまち落っこちた。
 その他、綱渡り・梯子・バトル・トランポリン・ブランコなど一通り試したが、もともとスポーツ下手でチビッ子たちのようにはゆかぬ。唯一、バンジーロープという腰にゴム紐を巻きつけ一番遠くまで引っ張って杭を刺したものが勝ちというやつは、重心が低い分ボクが最強となる。


 夢中で遊び、気がついたらあっという間の2時間だ。体中に走る痛みでコンナンからオジサンに戻る。

 だが、「体を動かしたゾ」という充実感・満足感は残っており、スポーツ下手であってもスポーツ好きでいいんだとこのとき確信した。


 家族も一様に満足したようで、帰りは運転手(ボク)以外全員爆睡だ。


 そして翌日、全身筋肉痛のまま今年初の手稲山サイクリングに向かうこととなる。
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いまだに「自由に楽しく」っていうのがドーもわからない。

 ただ、「自由に楽しく」と「好き勝手」は違うような気がする。好き勝手やってるときは刹那的刺激にシビれてるだけであり、楽しむには少々ドリョクとクロウが必要だ。努力などメンドーだから悔しまぎれに好き勝手してしまうのだ。

 そういう意味ではDENKEY式サイクリングが「自由で楽しい」のかどうかますますわからなくなる。


 夏休みを過ぎてようやくサイクリングに出られる余裕ができたので、昨年の続きでしばらくは手稲山へ登ることにした。

 去年登りきったのは結局1度だけで、しかも今回は久しぶりということもあり、

「100m登って1分休む」

という超破格なルールを最初から決めた。愛車ロードマンも登坂用に若干ローギヤードにしたので少しは登りやすくなっているはずだ。

 と思っていたのに全然ダメで、激しい呼吸と汗のニオイで環境破壊者となりヨタヨタ走って通行妨害者となる。すでに木陰の冷たい空気以外は吸えず、「インタークーラー?」などと想像してしまうのはメカバカの性だ。


 途中20回は下りに方向転換しかけたが、それでもなんとか途中のオリンピア遊園地に到着できたのは手稲神社詣での御利益であり、最早自力での登坂は不可能と判断しその日は終了。

 考えてみると、100mごとに休むと決めていたくせに「次のカーブまで」だの「直線の終わりまで」だの「次の舗装のキズまで」だの、往生際悪くガマンして漕いで結局ヘトヘトになり戦意喪失するのだ。

 次の週はより積極的に休むことを徹底し、結果、以降の3週ともすべてハイランドまで完走という偉業(?)を達成した。

 おそらく、意識的に休むということが体力的はもとより精神的負担を減らすことになったのではないか。

 実のところ、自分で「休む」と言いつつもココロの底では簡単に休むことが後ろめたかったのであり、結局は出来るヤツに嫉妬しているわけで、コダワリのガンジガラメになっていただけなのだ。

 だが、今ならたとえゴールの手前1メートルでも休むことができる。
(ホコってどうする)


 ただ、いまだに苦しい登りであることに変わりはないのだが、酸素不足で意識が薄れる直前の恍惚感は快楽となり、この身はスポーツマゾヒスティックな世界に支配されつつある。

写真:ハイランド駐車場より海を望む
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この季節は例年だとそう忙しくもないなのだが、どういう超常現象か仕事が集中してメチャクチャ忙しい。

 だが、通常仕事が忙しいと経済的収入も増えるはずなのだが、なぜかこれが一向に増える気配がない。勤労-金銭変換装置の性能がもともと悪く、いくらつぎ込んでもリターンがないへたくそパチンカーみたいだが、けっして仕事が下手なわけではないのだ。(と一応言ってみる)



 そんなわけで、ここ最近の少ない休日のほとんどは休養に割り当てられ、家の中には常に脂身トドが一匹横たわっていることとなる。

 折角リフレッシュしたロードマンも今年は100Kmも走っておらず、いまだにピカピカなのは喜ぶべきことなのかどうか少々疑問だ。

 この週末は絶好のサイクリング日和だったのだが、時間的な余裕もなく外にでるのも面倒で、寝たまま片目で「ドラゴンボール改」「CSIマイアミ」「のだめ」など眺めて過ごすことになる。

 それでも、夕食後腹がふくれたおかげか少し元気が出てきたので近所を少し漕いでみることにした。

 この季節なら夜8時ごろは西の空にほんのわずか明るさが残っており、しかも今日は満月に近く外は妙に明るい。日中から霞かがっていた手稲山は、霞に反射する月の明かりが幻想的だ。

 夜の走行は昼の走行にくらべて少々危険だが、それでも子供の頃懐中電灯をもって夜の近所をうろうろしたときのようなワクワク感がある。

 だいたい、この辺りは田舎なので、人も車も通らない道などゴマンとあり(いや田舎なのでそんなにないが)ユーレーだのゾンビだのサンゾクだのベジータだの出ないことを祈りつつ40分ほど5~6キロぐらいを漕いだ。

 本当はもう少し走りたいところだが、これ以上は危険なのでさっさと帰る。
 満月の夜に降り注ぐブルーツ波はもうすこしで1700万ゼノをこえ、大トドに変身したこの身はたちまちこの片田舎を廃墟にしてしまうのだ。
DENKEY式サイクリング&釣りはソロが基本である。自分の都合と気分で出かけるがゆえ日時の決め事など皆無であり、よって約束など120%不可能だからである。


 都合良く、いっしょに走ったとしたらそれこそ大変だ。

 ボクの走るペースになど合わせられるわけもなく、先で待っている時間は走っている時間の5倍は必要であり、大概は「二度といっしょに行かねぇ」となるはずだ。

 釣りに行ってもたいへんで、釣り糸を垂れたら竿先に集中しているか海を見てボーっとしているかのどちらかである。駄洒落を最低20回は浴びせねばまず無反応であり、やっぱり「二度といっしょに行かねぇ」となるのだ。


 セオリーなど片っ端から蹴散らし、「早く走る」とか「沢山釣る」など最早ドーでも良く(諦めているなどと言ってはいけない)、ただこの時間を自分が支配しているということが無上のヨロコビであり、それはソロでなければ得られない。



 のだめがコンクールで失格になった後「自由に楽しく弾いて何が悪いんですか」というセリフ(のだめカンタービレドラマ第10話)があるのだが、これがDENKEY式だとさしずめ、


自由に楽しく走って何が悪いんですか
自由に楽しく釣って何が悪いんですか


となる。これが


自由に楽しく仕事してなにが悪いんですか


となると、楽しくやってもよいが完全自由だとやはりまずいことが多いわけで、これは「自由」と「仕事」のあいだで折り合いを付けられなければまずクビであり、完全自由な時間を得る代わりに所得を失うという悲劇的状況となる。

 しかし、趣味となれば「違法」とか「他人様がメーワク」でなければ何ら問題ないはずなのだ。



 でもねぇ...



などと考えながら走っていると、たいがい「牛乳買ってきて」だの電話が入り、時間を支配していたはずの自分は実は嫁に支配されているということを痛感することになる。
先日、オホーツクサイクリングの案内書が届いたが、今年は出場しないと決めている。あせって自転車を直す必要もないと思ったが、昨年計画した「朝里峠越え定山渓足湯ツアー(仮)」がまだ実現しておらず、やはり、さっさと直しておくにこしたことはない。

 だが、休日しかも好天となれば「カレイが釣れる」だの「ホッケが入れ食い」とアクマがササやく。幸か不幸か朝から町内会の清掃に参加せねばならず、どう考えてもいい時間に到着出来そうもないから、やはり自転車を仕上げるしかないのだ。


 清掃から帰ってコーヒーを一口すすり、早速自転車の組み立てにとりかかる。


 塗装のほうは魔法と夜なべでなんとか仕上げた。色は、オリジナルのアイボリーより明るい白、しかもパール入り。高級かどうかは知らない。

 ロゴは、助言・入手した情報など検討し結局「TATOOシール」なるものを流用した。まあまあの出来であるが、退色が少々気になるところだ。

 ただ、ロゴを入れても「鍵盤」「音符」「虹」「マングース」「プリごろ太」などが入る余地は十分あったのに採用が見送られたのはすでに正気に戻っていたからである。
(だが、やはり見てみたかったという若干の後悔はある。)

 足となるホイールは、大英帝国規格27インチの呪縛を解き放ち、新たにフレンチ規格700cでラテンの血を注ぎ込んだ。タイヤは特製アイボリーホワイト。


 そして遂に、この古自転車ロードマンはスポルティーフDENKEY風味として蘇り、さっそく「しろ」と命名された。

 スポルティーフはフランス生まれの小旅行用軽快車であるが、「しろ」はあくまでもスポルティーフっぽいだけであり、本当に軽快で旅行が出来るかどうかは少々疑問が残る。


 実はこのスポルティーフ、「ブルベ」なる認定スポーツを楽しむものらしい。ブルベとは規定の距離を制限時間内に走り、本国フランスの機関にてそれを認定するというものである。

 そして、ここ北海道でもそれを楽しむことが可能であり、来年はぜひ200Km(制限時間約13時間)に参加したいと思っている。なぜ来年かといえば、備えて練習する.....わけではなく、もっと腹にエネルギーを蓄えねば150Kmにも満たないうちに倒れるに違いないのだ。

写真:完成直後のロードマン「しろ」
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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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