キャリアアップ 忍者ブログ
世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
[30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38]  [39]  [40
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

港町小樽の夜の煌きが恋しい季節。いや、歓楽街ではない。港の夜釣りである。

 いつもの南防波堤を10分ほどかけて先端近くまで歩く。そこはもう海の真ん中だ。対岸ではショッピングセンターの観覧車がゆるゆると回っている。

 そこから、おもむろに内海側へ向かって竿を振る。獲物はもちろん観覧車、ではなく、ガヤ(エゾメバル)・クロソイ・マゾイ・ハチガラ(ムラソイ)などのいわゆる「根魚」だ。
 皆、外海へ投げるが、実は内海側にも獲物がたくさんいるということを常連のオジサンから仕入れていたのだ。

 2時間ほどもやればちょうど夜9時。ショッピングセンターの営業も終了し観覧車の電気も消える。それと同時に魚の当たりもピタッととまる。もうお休みの時間だ。こちらも眠くなる前にさっさと帰る。近いので10時前には我が家に到着だ。

 初めてこの場所で釣りをした夜、その日の光景のままの夢を見た。ライトアップされた建物、停泊中の船の灯り、観覧車の輝き。

 それ以来、大好きな場所である。なにせ、釣れなくても夜景だけで十分楽しめるのである。
PR
釣りの楽しみに「食う」ということが不可欠だと信じて疑わないボクだが、実はここで困ることがある。

 海からの距離が近いため、うちに帰ってきても生きていることがあるのだ。
 慣れた釣り師ならその場で締める(コロす)。それが食うとき一番旨い。しかし、気の弱さから、どうしても気が引けてしまうため、時間の力を借りてうちに帰るまでの間に死んでいただくのが常である。

 しかし、魚によっては生命力の強さ。まな板の上でまだ生きている。ここは安楽死(と自分で勝手に思っている)しかない。即死させるには目の後ろあたりの神経を切るのだ。

 ここで最大の試練。食うためとはいえ、やはり生きているものの命を奪うと言うことは非常に辛い。とても魚の目を見ながら締めることなどできないから、魚を新聞紙で包み目のあたりめがけザクッとやる。魚の動きが止まる。汗がドット噴き出す。

 いつも嫁にバカにされるが、でも、実はこのとき自分がまだ正常な人間であると自覚する(バカ頭で自覚するので大概はうそっぽい)。他の命を奪い自らの命を長らえるということを再認識するのだ。もし、何のオソれもなしにできるようになったときはもはや人間にあらずと考えている。(そういう仕事をしている方々も何がしかの気持ちの動揺があることと信じたい)

 でも、残念ながら、そんな気持ちもどんどん遠のいてゆく。なぜなら、一向に釣れないからである。
今年は石狩湾のニシンが豊漁で、魚売り場にはたくさん並んでいる。豊漁ということは、つまり、たくさん釣れる可能性があるということだ。

 土曜日の午後、いつもの釣具屋サイトを見ると、昨晩大型ニシンが港に入りたくさん釣れたというではないか。さっそく行こう、と思ったが車がない。嫁が買い物に乗っていってるのだ。

 今か今かと帰りを待つこと1時間。帰って来るなり、すぐに家を飛び出した。

 いつも思うが、我ながら釣りの時の行動力は尋常ではない。仕事でこの行動力があればあっという間に大富豪になるはずだが、しかし、世界征服より女子校生の制服、いやそうではなく、釣りでしか発揮されないパワーというのは密室でしか発揮されない超能力と同じで、あまり当てにできるものではない。

 まずは情報収集のため釣具屋へ直行。色々教えてもらいながら、サビキ針・撒き餌などを購入する。夜これからの時間が良いと聞き俄然期待は高まる。さっそく釣り場へ。

 しかーし、釣り場には人っ子一人いない。ナニッ、いつもなら誰か彼かはいるはずの一級ポイントなにどういうことだ。はて?場所を聞き間違ったかと別のポイントに向かうもやはり釣り人はおらず、止まっている車は愛を語らうデート車ばかり。

 確かに、今日は若干の雨・風でコンディションが良いとは言えない。皆帰ってしまったのだろうと思い、あきらめて家路につく。明日再度挑戦だ。

 翌日夜、釣り場に着くと昨日同様コンディション不良だ。一級ポイントに釣り人1名。聞いてみると、釣果ニシン1匹。かなり悪い予感がしてきた。

 でもせっかく来たので釣り糸を垂らしてみる。先に入っていた釣り人は引き上げてしまい。結局ボクだけになった。

 案の定、全くだめだ。さっさと片づけ、真っ暗な岸壁に一人たたずむ。

 夜の海に向かい、いつも思うことはこうだ。

「ウミボウズに足を引っ張られはしないか...」

 この寒さでは引き込まれたら一巻の終わりであろう。そうでなくても以前転落したことがあり、海に落ちるのはあまり好きではない。落ちたことがなくても好きなひとはそういないはずだが。

 まあ、冬も終わったばかりで先は長い。次はたっぷり釣らせてもらう。何の根拠もないが、今シーズンはなぜか釣れる予感がするのだ。
日差しの勢いが日に日に増し、洞窟のようなわが部屋をも否応なしに照らす。
 春間近かと冬眠から起き出すものの、あまりの日差しのまぶしさに目を瞑ってしまうが、恐る恐る外を見回すと雪は解け始めアスファルトは黒とグレーの牛模様である。

 今年の冬眠は暖冬の影響で少々短かく、いまだボーっとした頭であるが、なぜか未来の光景が次々と浮かぶ。どうも冬眠中にサトったらしい。

 まずは、釣りである。去年までは釣りに行くことだけで楽しかったのだが、今シーズンは「釣る」ことに集中し大物をつり上げる。

 次に、一昨年からはじめたサイクリングである。約30年前のブリジストンROADMANでオホーツクサイクリングに参加しレトロ部門で優勝する。(そんな部門はないが)

 そして、ファイターズの応援である。昨年の優勝のおかげで嫁を巻き込むことに成功したため、今シーズンはデュエットで観戦。そして優勝する。
 まずは早速稲葉ジャンプの練習だ。ピョンピョン跳ねていたら頭に衝撃....

と思ったら激痛で目が覚めた。ベッドにしこたま頭を打ち付けたようだ。どうもまだ寝ていたらしいが、おかげでどんな夢を見ていたかもう思い出すことができない。
冬眠中でも金曜夜10時にはさわやかに目を覚ます。もちろん「花より男子」のためだ。いまだ起きているので冬眠に戻る前に少しだけ記すことにする。

 ワカサギ釣りをやってみたいけどなかなか飛び込めない人のために、お手軽グウタラ釣行法をここに示す。釣り方については、説明しているサイトがゴマンとあるのでそちらを見るのがよろしかろう。

 まず、持ってゆく道具は最小限だ。すなわち、

  竿(リール・ハリス含む)、竿たて、凍りすくい、
  餌、いす(パイプ式ベンチ(\1980)が荷物も置ける)、
  買い物袋(魚持ち帰り用)

だけで、テント・アイスドリルなども持たない。テントがないため、少々過酷な釣りを覚悟する必要があるが、着るものとカイロでとりあえず2時間は持つ。まあ、寒ければさっさと帰れるのもこの釣行法の利点である。

 それらを車に積み込んで朝7時ごろには釣り場に到着したい。これ以上早いとまだ暗いのだ。手暗がりでは針も扱えぬ。

 釣り場に着いたら早速場所選びだが、初心者に場所の選定など不可能なので、「釣る」人が使っていた場所を探す。「釣る人」はだいたいテントを使用しているので、その場所が四角く溶けているはずである。また、おうおうにして、50cm四方に穴がいくつか空いている。

 そこで問題になるのが穴あけである。昨日の穴だと凍ってふさがっている可能性がある。ふさがりきっていない穴もあるがチャンスは五分五分だ。でも、大丈夫。この時間、アイスドリルを持ってきていない人のほうが稀である。すぐさま隣の人に忘れたフリをしてどんどん借りてしまう。

 後は針に餌をつけご自由に釣っていただければよい。

 なぜ、テントを使用しないのかというと、周りの様子を見ることができるからだ。もし周りが釣れているようならその場所も比較的釣れる確率は高いし、もし、自分だけが釣れていないようであれば移動することも容易である。決してお金がなくて買えなかったからではない。

 ついでに、周りの釣り人の釣り方も見ることができる。うまく行けばに釣り方を聞けるチャンスがあるが、それには前段階のコミュニケーションが必要だ。いきなり「おせーて」といっても教えてくれる人は皆無だ。

 まず、釣りに集中せず周りの目を気にする。割合はだいたい釣り7観察3である。

 こちらを見ている人がいたら直ちに顔をそちらに向け、目が0.5秒以上合った場合はすぐさまスマイルだ。

 相手がまだこちらを見ているようであれば声をかける「つれてますか~」。大概は「まあまあ」とか「釣れない」とかなどおざなりな言葉を残して去ってゆく。

 しかし、たまに暇そーなオジサンが「そっちは釣れてるかい?」などと聞いてくれることがある。そうすりゃこっちのものだ。「いや~中々釣れなくて」といえば少しは何か教えてくれるだろう。

 シーズン終盤なので、試す機会はないかもしれないが、まあ、一度はだまされたと思ってやってみると良い。だが、残念な結果になってもそれは冬眠中のウワゴトだと思ってあきらめていただきたい。
プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

「電子式記録簿でんき風味」好評発売中(Amazon)
Google 検索

Web を検索 このサイトを検索
バーコード
電子式その1
忍者ブログ [PR]