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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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オホーツクサイクリングが終わりすでに2週間、もちろん毎週自転車にまたがっているかと思えばさにあらず。この週末は久しぶりの釣りと決め込む。

 この時期はハゼがよく釣れるので、「今日の晩ご飯はハゼの天ぷらだから油を温めて待っているように」と嫁に言いつけ小樽に向かう。

 海釣りに出るのは去年の秋以来だが、久しぶりと言いながら実は先週も出かけており、小樽潮まつりの通行規制でいつもの埠頭に入ることができず、したがって今週は2週間分の晩ご飯を釣らねばならぬ。

 ところが、簡単に釣れるはずのハゼが全く釣れない。おかしいと思いながらもう一本ロッドをセットし少し遠くへ投げてみたがまったくダメだ。周りに人がいないところをみると釣れないのかと思い場所を変えてみた。

 だが、やはり全くダメだ。右側10m向こうの家族連れはポツポツ釣れており、しばらくして左5m向こうに入った若いカップルも途端にオネーチャンのほうにハゼが釣れた。時々「釣れた釣れた」と黄色い歓声が上がる。

 さらに30分粘り、餌がデカ過ぎたことにようやく気づいた。釣りはじめからすでに2時間以上とは気がつくのがあまりに遅すぎだ。

 餌を小さくしたら程なく釣れたが帰る時間となりジ・エンド。十数センチのハゼ天1匹を家族で奪い合ってもボクの口に入るのはせいぜい尾鰭ぐらいなので、今日のところは海にお帰りいただくことにした。

 もともと、釣りの神様には相手にされていなくても、ハゼぐらいはなんとか釣れたのだが、今回基本中の基本を忘れたというのはきっとサイクリングの女神の怒りに違いない。完走した感謝も忘れ、もう2週間もチャリに乗っていないのだ。

 これは、もうサイクリングの女神への忠誠を試されているわけで、これ以上サボると次に乗ったときはたちまち事故か心臓破裂で命の保証は無いはずだ。

 まぁドーセ、夏枯れで釣れないし...いやいや、そーではなく釣りなど封印しサイクリングに全霊を傾けねばならぬのだ。
 ところが、嫁からは「札ドでオリックス戦ないの?」だの「清原見たい」だの無情な要求。だが、これを無視すれば飯抜きという直接的な命の危険にさらされるわけで、やはり、ここは嫁の言うことを聞いていた方が生き延びる確率は多少高いはずである。

 でも、よーく考えるとチャリと釣りは密接な関係があり(世界的にS社は自転車パーツも釣り道具も有名なのだ)、結局、サイクリングの女神は関係なくて、ただの物忘れ...いやいや、これはやはり試されているわけで、女神に逆らうとコワいのだぞ。
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地元中学校吹奏楽部の演奏の中スタート。7月下旬だというのに吐く息は白くしかも霧雨だが、気分はコーヨーし寒さはまったく感じない。

 沿道には旗を持って沢山の人が応援してくれているが、どちらかというとベビーとシニアが多くヤングなギャルが少ないのが玉に瑕だ。珍しく黄色い声援がかったので、手を振って応えようとしたがよそ見をした途端に転倒しそうになったので、以後しばらくは会釈で応えることにした。


 自分自身、このイベントはサイクリングで212Kmを走ることぐらいにしか考えていなかったのだが、そもそも実は全然違っていて、これは、オホーツク地域をあげてのお祭りだったのだ。

 沿道の応援はもとより、休憩地点での歓迎、中継場所でのサイクリスト交歓会イベント等々...


 そうとわかれば、こっちも3の倍数でアホになって踊り...じゃなかった、楽しんでもらわなければならぬ。

 すぐさまスターとなり、沿道の声援にはすべて手を振り応え、歩いている人をつかまえてはにこやかに挨拶し、観光客にはこのイベントの全貌を懇切丁寧に説明する。もちろん、全線に配備されている警察官並びに交通整理ボランティアの方すべてにも車上からではあるがねぎらいの言葉を忘れてはならぬ。

 途中何度も上り下りがあるが、もちろんお祭りの中を漕ぐわけで、これぐらい鼻歌交じりのよさこいソーランなのだ。


 そうこうしている間に2日間212Kmもゴール間近。沿道には我々を出迎えようと沢山の人が手を振っていた。こちらも、左右前後上下の人々に感謝感激あめあられと手を振る。

 最後は両手を挙げて手放しでゴール、と思いきや、先が詰まっているためチャリを押してゴール。

 完走証を受け取り、ここに212Kmの完走が証明された。

 ご飯、豚汁、焼きそば、牛乳という意味不明な昼食を喰らうと一気に眠気が襲ってきた。チャイムの音で目がさめたら自宅のベッドで筋肉痛だ。

 ゴールから送ったチャリンコが到着したので、さっそく梱包をほどき、ジリジリと照りつける太陽の下で昨日までのことを思いながらしばし眺める。

 80年製のコイツは悪天候での走行で泥と錆だらけになっていたが、「オレもオマエもまだまだイケるだろ」って聞こえた気がした。
オホーツクサイクリング2008 212Km無事完走
「オホーツクサイクリングに出場するぞ」
 自らの運動能力を試す。だから、このサイクリングでは最短時間で駆け抜けるつもりだ。そうでなければ意味がないのだ...

 はじめは10Km、そして20Km30Kmと少しずつ距離を伸ばし、70Kmぐらいまではなんとか走れるようになった。だが、大会第1日目の走行距離約130Km。かなり厳しい距離だが、平均時速13キロなら10時間もあれば到着できそうだ。そう、この大会は完走することに意味がある。いや、そうでなければならぬのだ...


 日曜日、気温30℃を超える中、2週間ぶりのサイクリングに出かけた。3時間の予定で涼をを求めて平和の滝へ。もう、最後の坂道は走らず押して歩くことに最初から決めている。

 したがって、結構楽なサイクリングだったつもりだが、家に着いて昼飯を食ったとたんバタンキュー。どうも一気に疲れが出たらしい。

 たった40Kmでこのテイタラクじゃ130Kmどころかチェックポイント通過も怪しい雲行きである。だが、大会では「回収車」なるバスが拾ってくれるということになっていて晩飯にはありつけそうだ。そう、この大会は参加することに大きな意味がある。いや、そうでなければならぬのだ...


 スタート地点の雄武まで片道300Km以上。もちろん公共の交通機関を使っての移動だが、考えただけでも気が遠くなる非現実的距離だ。...だからこの大会への参加をモーソーするだけで十分だったのだ。そう、3年ものモーソーに大切な意味があるのだ。いや、そうでなければならぬのだ...


 だが、大会への参加を申し込んだ以上もうそれは現実であり、走ることに意味があるのだ。いや、そうでなければならぬのだ...
絶対捨てる。ぜーんぶ捨てる、今捨てるすぐ捨てるもう捨てる。

もう何年も読んでいない本だの、道具だの.....


 まず手始めに、聞かなくなったCDは知人へ、オープンリールデッキはビンテージオーディオ屋へドナドナ。

 古本は一部古紙回収に出したが、文庫本のたぐいはこれからだ。
 ガラクタは燃えないゴミへ。

 トーゼン、LPレコードも処分から免れまい。


 それもこれも「貧乏性」ということに他ならないが、いわゆる「お宝」になることを期待していないといえば嘘になる。だが、しまい込んで使えないモノなど所詮お宝にはならぬのだ。

 まぁ、過去にこだわり未来に期待しすぎたという顛末である。


 そんなバックトゥザフューチャー的ゴミ屋敷生活に見切りをつけ、スッキリサッパリ五分刈り現実生活に戻ることに決めたのだ。

 だが、まだ手強い相手が残っている。

宇宙戦艦ヤマトの映画ポスター、それにアイドルカレンダー...

 しかも両方とももう30年前の物だぞ!いわゆるビンテージ......いやいや、これはタダの古紙なのだ。色がチョットついただけのどってことない古びた紙なのだ。ちゃんと燃えるゴミに捨てるのだ...
プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

「電子式記録簿でんき風味」好評発売中(Amazon)
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