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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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先日、数十名の前で30分程しゃべる機会があった。

 聴衆は静かに目を閉じて聞き入っている...訳はなく、「聴いてやる」っていう人が数人で、ほとんどがおそらくシカトウだ。

 これが話がうまいヤツなら話は別で、聴かないつもりでも耳に割り込んでくるが、こっちはハナシのトーシロー。まず東の風に乗って抜けるだけである。

 もちろん、そうなることは最初から予想していたから別にヘコむこともない。まぁ、カラオケみたいなもので、誰かが歌っている時は自分の歌を探しているのと同じなのだ。

 だいたい、人前で5分以上しゃべるという経験はそうあるわけもない。話をもらったときはそうでもなかったが、やはりその日が近づくにつれ胃薬の量が増える。

 ホントはカラオケと同じ、案ずるより産むが易しで、マイクを持った人生最初の1曲が歌えればまずマイク中毒間違いないのだが、話すほうはというと...ん~やっぱりしゃべってみなければ分からない。

 今回のテーマは自由だが、過去の例だとだいたいは仕事の話が多いらしいが、自分の仕事のことなど恥ずかしくてとても口にできぬ。こういうときは趣味の話と決まっているのだ。幸運にもmixiの日記にイロイロ書いていたからここからネタを頂戴することにした。

 まず、こういったしゃべりでココロにもないことを話そうとすると100%失敗する。上手いことを言おうと思った瞬間たちまちいいまつがえるのだ。

 なので、「自分らしさ」はかなり意識した。中身は自分の日記から創るからまぁよい。あとはしゃべり方でどう自分らしくやるかだ。上手い人のまねなど到底無理だし、原稿も持ち込みと決めている。とにかく、自分のやりかただけ考え、ウマいヤツのしゃべりは一切無視するに限る。

 まずは、お上品系プレゼンテーション風に書いてみる。黙読しているうちはまだよいが、声を出したらたちまち赤面だ。
 そもそも、しゃべりは話の中身ではなく話し方であって、しゃべりがショボいのに中身だけ立派じゃバランス悪い。得意のドーデもいいことを99.9%、そして残り0.1%で「決める」ことにした。

 よく「原稿は要旨だけで、話す時には『原稿を読まない』ように」なんて聞くのだが、ボクの場合、おそらく緊張で語尾がメチャメチャになるから、ある程度語尾まできっちり書き込んだ。

 練習は誰かに聞いてもらうのが良いが、さすがにハズカしいので一人こもる。だが、一応、卓の前に立った気分で何度もしゃべってみる。カラオケと同じ、耳から自分の声を入れないとダメなのだ。

 そして、当日。
 朝から顔が埴輪となって緊張しているのがよくわかる。名前が呼ばれ卓の前に出る。まずは軽く挨拶から。

 原稿の中身は覚えていないから、なかなか原稿から目を離して顔を客席に向けられない。それでも無理してきょろきょろしてみるが、みんなほとんどシカトウだ。原稿2枚ぐらいまで進むと気持ちに余裕が出てきたので身振り手振りしてみたが、出した手はほとんどロボット状態で、余裕の微塵も感じられぬ。

 それでもなんとか最後の0.1%をヨタりながら「決め」、「ありがとうございました」で締めて終わり。拍手でようやく緊張がほどけた。

 確かにカラオケと同じでしゃべりたいことを一方的にしゃべることに少々快感を覚えはしたが、そうはいってもやっぱりこういうことはなるべく避けて通りたいのである。
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登りは半袖では寒く、下りはウィンドブレーカーでも腹が冷え、そして下る

写真:手稲橋より
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2年ぶりのクライマックスシリーズではあるが以前のように興奮などしておらぬ。

 DENKEY式夢占いでは土曜に決まると出ており、つまり優勝ということだ。したがって、チケットもしっかり購入済みである。

 いつもどおりゆっくり昼飯を食い、3回ぐらいに到着する予定だったが、14時開始だったことをすっかり忘れており2回早々に到着してしまった。

 そもそも、9回をフルに集中して見ているだけの体力はない。淡白な試合ならたちまち目線はグランドから客席に移り、美しいご婦人、キュートなご婦人、露出度の高いご婦人などに集中することになる。

 今日のピッチャーは藤井。実は前回レギュラーシーズン中に見に来たときはかなり打ち込まれていた。勝つとわかっていてもいい試合になるかどうかが少々心配である。

 すでに、球場全体が異様な雰囲気に包まれており、ボクの周りで静観しているものなどごく稀で、隣で我嫁もデカイ声で応援しているが、しばらくは、いつもどおり一人盛り上がらずフライドポテトをつまみながら戦況を見守ることにした。

 そして、案の定、序盤・中盤で4-3だ。しかも落ち着きを取り戻したと思った途端に中田翔であり落ち着いていられぬ。だが三振でたちまちグラウンドから消えた。あれは幻だったのか。新聞のどこにも載っちゃいない。

 いよいよ9回。
 2人目のアウトのとき、ファーストのランナーも刺してゲームセットと思った一部ファンがグランドにテープを投げ込んでしまった。一時中断でせっかくのリズムが狂わなければよいがと少々心配になったが最後もいつもどおりのプレーで勝利を手にした。

 正に横綱相撲をみたような気がした。
 そもそも、横綱と大関は力としてはほぼ同格であるが、正面からがっぷり四つに組んで互いに最高の力を出し切り、最後にいつもどおりの自分の形で相手を上回ることができるのが横綱だ(と思いたい)。そんな野球を見せてもらったような気がする。

 帰り道、特に気持ちも高ぶらず、いつもどおり淡々と帰る。家に着いたからといって祝杯を上げるわけでもない。

 ただ、いつもはあまり見ないスポーツニュースを、次々に切り替えて見つめる自分がそこいた。
黄昏時の海辺でいつも思い出すのはオフコース「愛のゆくえ」

♪あぁ 広い海よ 黄昏ゆく空よ

♪ひとりなんだね ぼくは今 ひとりだね

もちろん、サイクリングはいつもひとり也


写真:夕暮れの大浜散歩コース
手稲山
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小樽方向
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「朝里峠越え定山渓足湯ツアー(仮)」は残念ながら今年は無理な状況である。

 ニンゲンのチカラなど自然現象には勝てない訳で、つまり、トンネル崩落で道路が通行止めなのだ。政権変わって「山が動いた」かと思ったが、壊れたのは選挙前である。

 定山渓までは行けなくても、朝里峠は連休初日より通行可能になったので、休日午後の昼下がり、ちょこっとサイクリングに行ってみることにした。ただ、明るいうちに帰り着きたいので日没までの4時間、行きは2時間しかない。
 去年も一度走ったが時間が無くて結局途中で折り返してきた。さて、今年はどうだろう。


 さすがに道道1号、長い坂道がつづく。それでも、毎週手稲山を走っていたせいかそう辛くはない。それに、疲れる前に止まって休めばよいのだ。

 車はほとんど走っておらず、帰ってくる車がせいぜい10分に1台だ。この先通行止めで、峠の向こうにあるのは雑草生い茂るスキー場だけである。

 こういう時に心臓が止まったりすると、まず見つけてもらえる可能性は少なく、助かる可能性はゼロに近い、などというつまらんことをついつい考えるが、おそらく熊に狙われる方が確率は高いはずである。

 出発からちょうど2時間、まだ頂上に着かない。休んでいるので当たり前だ。そろそろ辺りが薄暗くなってきて、おまけに少し雨が降ってきた。
 往生際が悪くさらに10分ほど走って「定山渓まで26Km」の大きな看板に出くわしたが頂上はまだで、もう少しねばったが結局頂上に到着せず折り返した。

 帰って地図で調べたら、頂上まであと約1Kmだった。時間にして10分弱である。

写真:朝里峠途中の朝里ダム
ループ橋(下界より)


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ループ橋(ダムより)
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朝里ダム湖(ダムより)
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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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