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ここ3週間のチャリ搭乗時間合計は近所のコンビニ往復のたった10分だけであり、休日の全ての時間はシエスタと化している。
だいたい、天気が悪い。週末になれば雨で、晴れていればクソ暑い...、というのは言い訳であり結局はメンドーなのだ。
今年3回ある300キロブルベのうちすでに2回終わり、もう一回はとてもじゃないけど険しいルートだから最初から行かないことに決めていたので気持ちはすっかりオフなのである。
ところが、日程が近づいてくるとやはり気になるもので、一応、可能かどうかを考えてみることにする。
まず、スタートは朝6時で、自宅からスタート地点まで約1時間自走しなければならないから、やっぱり朝は4時に起きなければならぬ。しかも、コース上に我が家があるから、悔しいったらありゃしない。
このコースは、札幌-小樽-岩内-ニセコ-ルスツ-支笏湖-札幌というわざわざ山の間を縫って走るので、まず平地はほとんどなく、上り下りの連続であり、つまり、コースの半分は漕がねばたちまち止まってしまうのだ。
前半130キロだけでも2つの山があるから、最低限チャリのギヤをもっと軽く走れるものに交換しなければまず脚が持たぬ。
途中でリタイヤなどしたらさらに大変だ。帰りの交通機関がまるでないのだ。
おそらく前半岩内までの130キロぐらいはなんとか漕げそうだが、岩内まで来てしまうと札幌行きのバスが夕方にはない。そうなると仕方ないから次の交通機関があるニセコまで這ってゆかなければならない。ここならなんとか札幌行きのJRに乗ることができる。
ところが、おそらくここまで来たら「もう少し走れるんぢゃね?」などと勘違いするわけで、そうなるともう後戻りできないのだ。
この先ルスツも支笏湖も夜のバスなど走っていないから、リタイヤしたら野宿して翌日自走かバスで帰るしかない。秋の夜はめっぽう寒く山の中ばかりだから熊だって出るに違いない。
つまり、生きて帰れるかどうかも難しく、完走出来る可能性などほぼゼロなのだ。
それでも、完走の可能性にいろいろ考えをめぐらせ、参加するかどうか迷ってしまうのである。
写真:確か8月下旬の、手稲山登坂途中より山頂を望む
以前の日記つながり:
グショグショの靴に短い夏の冒険は終わった
たくさんの時間を取り戻した日(上)
ライダーの重さは全体の80パーセントを超えるし、途中補給すれば500グラムぐらい平気で増える。荷物だって工具や着替えや輪行袋で3キロになるし、補給用の水を途中で調達すればさらに1キロぐらいかんたんに増えてしまうのだ。それに着るものや靴だって変なものなら脂肪よりたちが悪い。
ああ、もう勘弁してくれ。
だいたい、DENKEY理論では重い体重を支えるのに軽い乗り物じゃバランスが悪いわけで、どうしたってある程度の重さが必要なのだ。まっ、DENKEY理論には何の根拠もないが。
よって、チャリ本体の軽量化など金輪際考えないことにした。
ただ、 全体的に軽いほうが少ないチカラですむわけで、そうなるとやっぱりライダーの腹まわりの脂肪に手を付けざるを得ないのである。
今年1月から再開したウォーキングだが、5月までは微動だにしなかった体重がようやく動きだし、8月現在で2キロ強下がった。
実はウォーキングに加え、チャリで数キロ走るのとロングブレスダイエットとゲッタマン体操をやったのだが、どれが効果的だったかは定かではない。
だが、北海道の季節はもうすぐ秋で、食欲は日に日に増しており、結局はもとに戻ってしまう運命なのだ。
でも、心配はしていない。また新しい簡単なダイエット方を誰かが見つけてくれるに違いないし、最近はチャリの部品代ぐらいのお金で痩身サプリメントだって手にいれることができるのである。
以前の日記つながり:
自転車軽量化計画
自転車軽量化顛末
自転車軽量化計画 シーズン2
前回のブルベ札幌300Kmは人間の方の準備不足でリタイヤだったが、今回は自転車・人間とも準備はOKだったのに、大雨の夜間走行はDENKEY衰眼ではキケンを感じたのでリタイヤしてしまった。
バケツをひっくりがえしたような雨の中、コンビニでDNFの連絡を入れる。
どしゃぶりで のきしたでも ふってくる
ではなく、ギョーカイ用語で ...もういいか。
大雨は台風12号の影響だ。前の日まで天気が良かったのにどうもタイミングが悪い。日頃の行いの悪さがここに露呈した。
今回は十勝の芽室をスタートし、富良野・旭川・深川・当別、そして札幌ゴールという300Kmのコースで、途中、狩勝峠を越えればあとは札幌までずっと下りなので、コース的に条件が良い。しかもスタート地点まで義理の弟が車で送ってくれるから自走しなくても良いという、かなりの好条件のはずだった。
ところが、夜からの雨は当日朝も小雨のまま。カッパを着てのスタートだ。
途中新得あたりまでくると舗装は乾きこのまま晴れてくれることを期待したが、狩勝峠頂上からまたまた降り出した雨は富良野から旭川にかけてひどくなり道路の側溝からあふれる始末である。
第2チェックポイントの深川まであと約40キロぐらいのところで夕方となり小腹も減ってきたので、コンビニに寄っておにぎりを買って出たとたん今までにない土砂降りが始まった。
その中2名が通過していったが、さすがにボクは無理だ。小降りになったところで走り出したが、すぐまた土砂降りとなり、もはや、カッパもシューズカバーもな~んの役にも立たない。近くのコンビニに避難して走行をあきらめた。
その後、1時間ほどして雨は止んだが、まだまだ漕ぐチカラもあったからこの選択が正解だったかどうか後から若干の(いや、かなりの)ジモンジトウが繰り返されたが、決めたものはしょうがない。洪水警報も出てたから、運悪く途中で石狩川に流されたかもしぬ。
それでも、今回は奇跡的にボクがみんなについて行けるペースだったから、そういう意味ではいままで参加したブルベとは違う面白さだ。(実は、パラダイスウィークなる1週間で200、300、400、600キロを走るブルベで、すでに参加者は1200キロ走ってきておりもうヘロヘロとなっていたのだ。)
容易には完走させてくれない300キロ。完走出来なくても十分楽しいのだが...そろそろ意地でも完走しないと気が済まなくなってきた。
写真:当日結局何も撮れなかったので、翌々日行った手稲山のオリンピックハウス前にてロードマン2012ブルベスペシャルⅡ
週末フライデーは6時に仕事を終えたのに、なぜか急用でナイトフライト、5時間後には蒸し暑い都会のまっただ中だ。
次の日の昼には用事も済んだから、もうお上りさんになって都会見物と決め込むのである。
行くところは決まっており、もちろん件の場所だ。
ところが、駅についたらすでに人の海で、入場チケットを買うだけでも1時間待ちだが、幸い周りは都会の若いご婦人だらけで飽きがこない。
ようやく2000円のチケットを手に入れ薄暗い窓もないエレベータに乗るとあっという間に展望デッキに到着。ところが入場者全員窓に張り付いていてやっぱり外が見えない。少しずつローテーションしているから空いたところに素早く割り込み外を眺めた。
だがどうも感動がない。遠くまで見えても面白くないのだ。当たり前と言えば当たり前だ。しかも人が多すぎて落ち着くこともできぬ。滞在時間10分でそそくさと下りエレベータに乗り込んだ。若干の「損した」感があったが、札幌に着いたときにはもう疲れだけが占めていた。
上着を抜ける夜風はすっかり涼しく、もはや都会にはついて行けないカラダとなっていたことに気付いた。
写真:足だらけの隙間から350メートル下を眺める
ここは二年ぶりであり、今まで何度か登ってみたものの越せたことはなかったのだ。
しか~し、登りはじめて1時間30分、とうとう朝里峠の頂上に到達した。
途中何度も休んだが以前ほどではない。もう、こんなんだったら最初から小さいのを付けておけば良かったとちょっと後悔した。
このまま向こうに下れば定山渓温泉で足湯ツアーとなるのだが、残念ながらそこまでの時間はないので来た道を帰る。下りは勝手に走るものの、一旦脚を止めると漕ぎ始めが重い。やっぱり疲れているのだ。以後、下りでも脚を回しながら走る。
そして、次の週末。
もう気分はツールドフランスであり、いつもの手稲山を目指す。
脚はすっかり快調に回り、自己新記録58分(それでも並の人の倍だが)で到達。休んだのは1回。つまり「4.5キロ走って1回だけ休む」走法なのだ。
ギヤを変えればもっともっと速くなるに違いないが、すでに「改造」というドロヌマに片足をつっこんでおり、今の内に足を洗わないと二度と抜け出せないような気がしてならないからこの辺でよしておくことにする。
だいたい、速く走れる必要はないわけで、ただ、少々楽に走れればサイクリングがもっと面白くなるような気がするだけなのだ。
山を走るのは下界の喧噪から離れて気分がいいし、しかも高ければ高いほど下りはスリルに満ち満ちている。
写真:朝里峠の頂上より朝里方面
写真:やっつけ仕事でとりあえず直ったロードマンの ロゴ
以前の日記つながり:
300Km走破大作戦
少しだけ時間を取り戻した日
峠越えに必要なのは時間だ
傷手
最後に笑うのは誰か
そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。
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