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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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お盆休みのチャリ旅「朝里峠越え定山渓足湯ツアー」は、くたびれたものの翌日以降の筋肉痛やからだの不調はなく、無理しなければロングライドもまだまだ行けそうな予感だ。なんか、ブルベも完走できそうな気がしてきた。来年はエントリーぐらいするのだぞ。

 変な自信がついたのでこの日曜日は久しぶりの手稲山に向かう。朝はテレビでダラダラ過ごし漕ぎだしたのは昼ちょっと前だが、まあ、3時間もあれば往復できるし、途中で諦めればもっと早いのだ。

 手稲山は約1年ぶりだ。本来なら「100メートル走って1分休む走法」だが、今回は少々ストイックに走るつもりである。この前の登坂ではキツいところとそうでもないところの境目がだいたい8.6Km/hと言うことがわかった。これが大いに役立つのである。このスピードより落ちると脚も呼吸もきつくなり、スピードが戻れば楽になるのだ。つまり、スピードの緩急がわかれば坂も少し楽に走れるような気がするのである。多分「ケイデンス」なるペダルの回転具合も関係あるのだが、こちらはまだ考える余裕はないのでおあずけだ。

 今日は久しぶりに晴れたが日差しはすでに秋だ。ボクの最速記録は58分。今日のところは休む時間を少なくして60分切りを目指す。ただ、速く走りたいわけではなく、ロングライドの時間短縮に向けて楽に走ることが目的だ。

 国道5号からスタートしてレストランのあたりを過ぎると木陰の空気はけっこう冷たい。吸うと気持ちよいがここまで8.6Km/h以上出るところなど僅かであり息を整える間もないのだ。それでも手稲橋のところまで20分、今のところ休みなく、モチベーションも切れていない。

 ボクがヘタれるのは、主に、国道5号~レストラン辺り、ゴルフ場手前、合宿所跡辺りの3箇所だ。だいたいこの前後が決まって休みポイントになっている。その他、調子によって間を適当に休む。

 ところどころの緩い坂があるのだが息が整うほどの距離はなく、ハアハア息が激しい状態でゴルフ場前の坂が見えてきた。直前は下り坂ですぐ急な上り坂だ。そのまま無酸素運動5分でゴルフ場到達。まだ、奇跡的に休みなしだ。しかし、もう休みたくてしょうがないのである。でも、今日はガマンガマン...


 そろそろ第3の難関が近づく頃、遠く消防のサイレンが聞こえてきた。富丘か前田か曙かはたまた本町か、近づいて遠ざかっていったと思ったらまた近づいてくる。いつまでもサイレン音が聞こえるなぁ、と思っていたら、後ろからやって来た。真っ赤な車は山岳救助隊だ。こういうときはちゃんと左によって止まってやり過ごさなければならぬ。ストイックでも非常時は仕方ないのだ。うん、仕方ない仕方ない。


 その後、断続的にもう2台やって来た。ホント、仕方なくの止まるのである。
 結局、ハイランド駐車場へのタイムは64分だった。止まったことが吉だったか凶だったかはしらない。

 山岳救助隊は頂上への道(放送局の送信所が頂上にあって一般車が通行できない道路があるのだ。もちろん、チャリも入れない)を行ったようだ。


 休み無しで走れなかったのは大変残念だ。(何度も言うが止まったのは仕方がなかったのだ 。クタビレたんだろうなどといってはいけない)ただ、走りに手ごたえはなかったわけではない。それよりも、すれ違う人に掛ける「こんにちわ」に返ってきた声が若い女性達だったことに、今日はいい手稲山登坂の日だったと思うのである。



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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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