世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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しかし、旭川駅の近辺まで来るとすっかり開け、ホテルが立ち並ぶ。昔の旭川駅近辺とはまるで違うのだ。ただ、人は歩いているのだが、どちらかというと観光客が多く見える。
2時34分、ようやく旭川駅にゴール。往復3時間半のチャリ&墓参の一人旅は悪くないものである。
帰りの高速バスは時間を決めていない。予約不要なだけに気軽だが、お盆時期は目的の便が満車で乗れない可能性はある。カミさんは勤務後に大通公園ビヤガーデンに行きたいと言っていたので、待ち合わせるとすれば7時ごろだ。とすると遅くとも4時ごろの便に乗れば間に合いそうだ。なーに、遅れたところでどうせ先にやっているのだ。そうなると、バスの時間まではまだ1時間以上あるので、遅い昼飯を食いに出るのである。
今回行く場所はラーメンと決めている。ホントはいまさら旭川で特に食べたいものはなく、カミさんや子供を連れてくるときも食わせたいと思うものがなくて困るぐらいで、丸井や西武デパートの最上階がなんでもあってちょうどよいのである。(残念ながら、今や両方ともないのでイオンになってしまうのだった。)
しかし、今回は久しぶりにラーメン、しかも子供の時から馴染みのラーメン屋に寄るのである。たぶん前回寄ったのはもう20年以上も前で、やっぱり墓参りの帰りにカミさんと子供を連れて寄ったのだ。こっちは食べ慣れた味だがカミさんには不評だったことを覚えている。以来、寄ったことがなかった。
旭川駅を背に緑橋通りを歩く。目的の場所は2条だから10分もかからない。途中、有名ラーメン店があって外まで人が並んでいた。ここは札幌でも食べられるし、そもそも一人で並んで待つほどラーメンに執着はないのだ。さて、これから行くほうはどうだろうか。
目的のラーメンは昔から魚介の香りが強く、好き嫌いが分かれるところだ。実際、カミさんとも好みが分かれる。ボクにとっては、子供の時からの景色・におい・思い出が強いラーメンだけに忘れられない食べ物であるのだ。
店の前に着くと「仕込中」の看板が出ていた。再開は3時からだ。あと10分ほどだが待つのもちょっと煩わしい。ふと見ると、店の隣に待合室なるものがあってすでにたくさんの人が待っていた。「あぁ、すっかり有名店になってたのね」とボヤきながら店の前をあとにした。いくら食べたくても待つのは御免である。こうなると、旭川駅まで戻り、駅の中の食堂が良い。なにせ、帰りのバス停もすぐそばで、気兼ねない、混んでない、高くない、の3拍子だ。でも、すでに頭の中はラーメンモードなのでここは迷わずしょうゆラーメンをオーダーした。(正確には食券を買った、だ)
出てくるラーメンは、ボクの中の標準ラーメンで、毎日食べたいぐらいのものである。毎日食べたいラーメンなどそう見つからないのだ。(幸運にも札幌で毎日食べられるラーメンを見つけて、実際しばらく毎日食べた。)
今食べたラーメンで今日1日の旅になんとなく満足し、予定より早い3時20分の高速バスに乗りこんだ。帰り道、車窓に子供の頃遊んだスキー場が変わらず見えたが、知らない多くの建物と思い出のラーメンに振られた若干のショックで、旭川にはいよいよ自分の居場所がなくなるような気がしたのである。
おしまい。
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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。
そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。
野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ
「電子式記録簿でんき風味」好評発売中(Amazon)
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