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これまで何回かしゃべったのは知った顔ばかりの中だから、多少、っていうか全然ダメダメでもお咎めがあるわけではないが、今回はそうはゆかない。まったく知らない人達の中でしゃべるのだ。失敗すれば自分だけじゃなく先輩・仲間にまで降りかかる可能性だってあるのだ。
これはかなりヤバい。
こっちは未だ喋りが「チョー」苦手であり、今まで何度かしゃべらされても、うまくできた試しがないのだ。
カラオケなら自分で作った歌詞じゃない分、多少気楽に歌うこともできるが、演壇でしゃべるともなると少しは自分の言葉を積み重ねなきゃならないから、普段何も考えていない分、こういうときはトンチンカンになるのである。
それでも、断るわけにはゆかない大人の事情があるわけで、あきらめて原稿を書き始めたのが2か月前だ。
大まかなテーマは決まっていて、時間は30分ほど。お互いほとんど知らない中で、しかも短い時間だから、まともに本題などしゃべったところで通じるわけもない。
だから、少しは軽くなごやかにしようと何度も書き換えてみたものの、当日朝になっても微妙にまとまらない。エンディングがダメだから途中も決まるわけがないのだ。それに時間配分もめちゃめちゃで、もう時間が長いのか短いのかもさっぱりわからくなっていた。
開始時刻はお昼ごろ。もう4時間ぐらいしかないのに、午前中は仕事がびっしりで、考えるだけの時間すらなく、そのままの状態で会場に到着したのが集合30分前だ。
会場で着席しても、なるべく話しかけられないように原稿を読み、おかしなところをチェックする。とにかく、話すことのほうに集中していた。
いよいよ時間が来て、名前を呼ばれてガクゼンとした。
自分の名前に「冠」と「様」付きで紹介されて、初めて自分が特別視されていることに気づいたのだ。
今の今まで全く思ってもみなかったのである。だから、話の中身も然りである。
流れ出す大量の汗で溺れる寸前、草稿中のことが走馬灯のようによぎった。
以前の日記つながり:
静かな会場は眠気に包まれた
静かな会場はミョーな緊張感に包まれた
そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。
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