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世界屈指のテキトー人DENKEYが、古自転車にまたがり釣り竿を振り回しながら、どちらかというとドーでもイイことを綴る日記帳。
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確か、ちょっと前まで釣りでBIKINIに会い、汗をかきかき自転車漕ぎ、声を枯らして野球観戦という生活だったはずが、いつの間にか今年ももうあと1ヶ月もない。ということで、仲間内のチョット早めの忘年会をやってきた。幹事は4人で持ち回り。今回はN氏が担当で、例年通り居酒屋とのことだ。


 狸小路近くの店の前には定刻を35.7秒オーバーし到着。寒さによる運動量低下は計算していたが凍結による路面スリップでのトルク伝達不足を計算していなかったためだ。すでに、他の3人は待っているはずであり、空腹による血糖値低下は思わぬ体調不良を起こしかねないのでそのまま店内に滑り込んだ。(なにせ仲間の平均年齢は48歳、だが、その年齢を押し下げているのは他ならぬ私だ)

 迎えた仲居に...絶句。すぐさま気を取り直し、予約名を正確に伝えボックスに案内される。通常、定刻に全員集まっていない場合はすぐさまその場で中止解散、もしくは遅れた者が全額を払う、というようなことがあって良いはずだが、今日の場合はなぜか、ミョーに皆ニコニコ顔だ。早速、幹事に論理的かつ合理的に20秒以内で説明するよう求めた。

 幹事の説明によるとこうだ。
「今日は3500円のコースに飲み放題をプラスした」「飲み放題には日本酒も有り」「メインは鍋」
など。いや、肝心なことが説明されていない。
「めいど」。えっ、「冥土」?死ぬには早すぎる。いや違った。「仲居さんは全員メイド」とのことだった。つまり、学術的正式名称は「メイド居酒屋」ということらしい。そういういかがわしいところは勿論好まない私ではあるが、やはり探求者である以上、こういう社会風俗への探求もまた私の使命なのだ。

 なにせ、店作り・料理・酒などは完璧なまでの和風であり、「ごく一般的しかしチョットおしゃれ」的酒場であるのだが、行き来する仲居さんは異国のメイドしかも猫耳付きである。まずここは酒場ではなくアキバであるという推論が自然発生的になんの脈絡もなく導き出された。

 さらに、その根拠を探るべくテーブルの上を調査すると注意書きがあった。ケータイで写真撮影はNGとか勿論お触りNGとか云々。だが、インスタントカメラによる有料写真撮影は可能らしい。

 次々と運ばれる料理を口にしながら、ドリンクメニューを開くと様々なアルコール度数0~30%程度を含む甘、辛の飲料が整然と記述されているのだが、その1番上に「お帰りなさい、ご主人様 ¥0」と書かれている。意味がわからない場合はやはり調査が基本であるから飲料とともにオーダーした。

 早速、オーダーした飲料がメイドにより運ばれてきたが、そのメイドは運び終えると満面の笑みで「お帰りなさい、ご主人様」と言うではないか。面白い。実に面白い。ついつい「ただいま」と言わせる誘導的催眠術的マーケッティングが存在するのだ。だが、残念なことに、件の彼女は「言うのが恥ずかしい」と本音を漏らした。やはりプロである以上「バイトであってもここは120%自身を持って言いなさい」と静かな口調だが威厳を持って諭してやった。

 さて、そんな調査時間もおわり、会計を済ませ外にでる。外はただ普通の街角であり、アキバの影など何処にも見あたらない。

 まぁ、とにかく、こういった場所は危険区域に指定されているはずで、沈着冷静・巧言令色・3時のおやつは文明堂じゃなかった、である私のような者でなければたちまちドロヌマであり、二度と抜け出すことはできぬ。

 今回は私も何とか脱出できたのだが、結論を出すには危険を冒してでも今一度の調査が必要だ。そう、肝心のメイドとの写真撮影がまだ...
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プロフィール
HN:
みつぼし でんき(DENKEY)
性別:
男性
自己紹介:
基本的に無趣味でインドア派なのに、ある日突然変異的チョー例外として釣り人となり、サイクリングファンとなる。だが実は趣味未満。よって、乗っているチャリは高校時代から使っているブリヂストン ロードマン。

そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。

野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ

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