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上から続く--->
見るからに重量級のチャリでタイヤもセミスリックと、この距離を走ってくるだけでも驚きである。
「先で待ってま~す」などと言って入れ替わりで出発したものの、途中からやっぱり全然ダメで、「10分走って30秒休む走法」でもキビしく、坂の途中で日本海の水平線をボーっと眺めていたら、あっという間にダルバイクに抜かれてしまった。
すでに緩い坂すら漕いで上れなくなり、押して歩くというテイタラクである。
おそらくは練習不足と寝不足と補給不足、それに妻からの愛情不足とお金不足と推測されるが、今更どうにもならぬ。
ヘロヘロで増毛に到着し、国稀酒造に滑り込んだ。「鬼ごろしで気付けに一杯」ではなく旨い水で給水するためだ。酒造前のベンチで無料のわき水を鱈腹飲んでると、走ることよりも周りのラーメンだの手打ちそばだの看板が気になりだした。
締め切り時間が迫っているから次回までのお預けと走り出す。
しかし、もう平地ですら時速15キロしか出せず、留萌市街に入っても押して歩いた。
なんとか這いずって第2チェックポイントの留萌136.9キロに到着したのは制限時間25分前、スタートから約9時間である。
もはやこれまでと、DNFの連絡を入れる。
どうほくで なんだか ふねにのりたくなった
じゃなく、ギョーカイ用語でDo Not Finishのことだ。
先に到着していたダルバイクの彼がまだいたので5分ほど歓談し送り出した。次のチェックポイントは約30キロ先でまだ2時間ある。たぶん彼なら着くはずだ。
ボクは、札幌行きの高速バスに乗りこみ、お土産に買った鈴木かまぼこを一口かじりながら残っていた国稀の水を流し込んだとたん気を失った。気がついたときはもう札幌だ。
ホントはいないはずのボクが晩飯の食卓にいるのは自分でも少々へんな感じだったが、それでも、悔しいとか残念とかいった気持ちは全くない。とにかく今日は1日、ロンリージャーニーで非日常で大冒険だったのだ。
やはりこういうときはこう言いたい。
いやーほんと、チャリって面白い!
写真:ロードマン2012 ブルベスペシャル(帰札開梱直後)
以前の日記つながり:
オジサンの大冒険
おじさんサイクリストに幸あれ
それでも”不足五重苦”の中、留萌まで9h136.9kmを時間内走破は流石です。
体調不良は睡眠不足が主要因かと思われますが如何でしょうか?
天気が良くて日本海が青くて、脚が痛くても結構楽しく走れました。というか走らされました。これが雨なら増毛で汽車に乗り、鰊そばを食べながらJRの旅となっていたでしょう。
脚の痛みはたぶん練習不足!
カラダのウンドースイッチがまだ入っていなかったですね。走っていて「あっ、まだOFFだ」みたいな。
今考えると、ボクの場合、事前に50キロ×3回は走らないとサイクリングモードにならないみたいです。
今年はパラダイスウィークで8月にもう一回300Kmがあるので、挑戦するかどうか迷っているところです。
(狩勝峠に少々腰が引けてますが(苦笑))
そして「のだめカンタービレ」(ドラマ)狂。
野球はもちろん地元北海道日本ハムファイターズ
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